それは週末の夜、入浴中にふと左胸のあたりに触れた時のことでした。指先に、これまで感じたことのないような硬い塊の感触がありました。大きさは一センチメートルにも満たない程度でしたが、周囲の組織とは明らかに違う、独立した硬さを持っていました。その瞬間、頭の中が真っ白になり、心臓の鼓動が激しくなったのを覚えています。すぐに風呂から上がり、鏡の前で何度も触ってみましたが、やはり消えることはありません。夜も眠れず、スマートフォンを握りしめて「しこり、何科」と検索し続ける時間が続きました。インターネットの情報には、良性のしこりから深刻な疾患まで膨大な可能性が書き込まれており、見れば見るほど不安は増すばかりでした。翌朝、私は意を決して近所にある乳腺外科を予約しました。以前、友人が同じように胸の違和感で受診した際、乳腺外科こそが最も専門的な検査を受けられる場所だと教えてくれたことが、私の背中を押してくれました。病院の待合室では、自分と同じような不安を抱えているであろう女性たちが静かに順番を待っていました。診察室に呼ばれ、医師に昨夜見つけたしこりの位置を伝えました。医師は丁寧に触診を行い、その後すぐにマンモグラフィと超音波検査が行われました。最新の機器で自分の胸の内部が画像として映し出されるのを見ながら、私は祈るような気持ちで結果を待ちました。結果として、私のしこりは乳腺症に伴う良性の変化、あるいは非常に小さな繊維腺腫の可能性が高いという診断でした。医師は画像を見せながら、しこりの形が整っていることや、血流の状態に異常がないことを分かりやすく説明してくれました。あの時、一人で悩み続けていたら、今頃はまだ恐怖の中にいたでしょう。乳腺外科を受診したことで、専門医の目による確実な診断が得られ、自分の体の現状を正しく理解することができました。もし、あなたが自分の胸に少しでも違和感やしこりを見つけたなら、怖がらずに乳腺外科を受診してほしいと思います。受診は決して「病気を見つけるため」だけのものではなく、「安心を手に入れるため」のステップでもあります。早期に専門家の診察を受けることは、自分自身の健康を大切にするという、自分への責任を果たす行為なのだと、今では強く実感しています。
胸にしこりを感じた時に乳腺外科を受診した私の実録記録