布団に入った途端、どうにも我慢できないかゆみに襲われる。そんな時、ただひたすら掻きむしってしまうと、肌を傷つけて症状を悪化させるだけです。根本的な解決には日々の布団ケアが必要ですが、今この瞬間のかゆみを何とかしたいという場面もあるでしょう。ここでは、かゆくて眠れない夜に試せる、いくつかの応急処置をご紹介します。まず、最も手軽で効果的なのが「冷やす」ことです。かゆみを感じる部分は、炎症によって熱を持っていることがよくあります。冷たいシャワーを浴びる、あるいは保冷剤や氷をタオルで包んだものをかゆい部分に当てることで、血管が収縮し、かゆみを伝える神経の働きを鈍らせることができます。ただし、冷やしすぎは凍傷の原因になるため、直接肌に当てるのは避け、短時間にとどめましょう。次に、肌の乾燥がかゆみを助長している場合は、「保湿」が有効です。かゆいからといって肌を掻くと、バリア機能がさらに破壊されてしまいます。低刺激性の保湿クリームやローションを優しく塗り広げることで、肌に潤いを与え、外部からの刺激を和らげることができます。メントールなど、スーッとする成分が含まれているものも、清涼感がかゆみを紛らわしてくれることがあります。寝室の環境を見直すことも、すぐにできる対策の一つです。部屋が暖まりすぎていると、血行が良くなってかゆみが増すことがあります。暖房の設定温度を少し下げたり、寝る前に窓を開けて少し換気をしたりして、部屋の空気を入れ替え、温度を快適に保ちましょう。また、パジャマの素材が肌への刺激になっている可能性もあります。チクチクする素材のものは避け、肌触りの良い綿やシルクなどの天然素材のパジャマに着替えるだけでも、かゆみが楽になる場合があります。これらの方法は、あくまで一時的な対症療法です。しかし、眠れないほどのかゆみに苦しんでいる時には、きっと助けになるはずです。そして、落ち着いて眠れた翌朝から、布団の掃除や洗濯といった根本的な対策に改めて取り組んでいきましょう。
かゆくて眠れない夜に!今すぐできる応急処置とは