布団のかゆみ対策として、様々な便利グッズが市販されていますが、その中でも特に注目されるのが「防ダニシーツ」や「防ダニカバー」です。しかし、本当に効果があるのか、どのような製品を選べば良いのか、疑問に思う方も多いでしょう。ここでは、防ダニ寝具の仕組みと、賢い選び方のポイントを解説します。防ダニ寝具の機能は、大きく二つのタイプに分けられます。一つは「高密度織り」タイプです。これは、非常に細い糸を高密度で織り上げることによって、生地の織り目を物理的に小さくし、ダニそのものや、そのフン・死骸といったアレルゲンが布団の中から出てきたり、外から侵入したりするのを防ぐというものです。薬剤を使用していないため、肌が弱い方や小さなお子様でも安心して使用できるのが最大のメリットです。効果を重視するなら、この高密度織りタイプの製品を選ぶのが最も確実と言えるでしょう。もう一つは「薬剤加工」タイプです。生地にダニが嫌がる忌避剤や、ダニを殺す成分を練り込んだり、後から塗布したりするものです。ダニを寄せ付けない効果が期待できますが、薬剤を使用しているため、肌への影響を心配する方もいるかもしれません。安全性の試験をクリアした製品がほとんどですが、特に敏感肌の方は、どのような薬剤が使われているかを確認すると良いでしょう。では、実際に製品を選ぶ際にはどこを見ればよいのでしょうか。高密度織りタイプの場合、その性能を示す指標として「アレルゲン透過率ゼロ」や「ダニ通過率ゼロ」といった表記がされているかを確認するのが一つの目安です。生地のサンプルを取り寄せられるメーカーもあるので、実際に触ってみて、肌触りや通気性を確かめるのもおすすめです。どんなに防ダニ性能が高くても、蒸れて寝苦しいものでは意味がありません。防ダニシーツやカバーは、布団内部のダニアレルゲンを封じ込めるための非常に有効な手段です。しかし、これを使っているからといって、他の対策が不要になるわけではありません。カバーの表面についたホコリや皮脂はダニの餌になるため、カバー自体のこまめな洗濯は不可欠です。