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突発性発疹で目の周りが痒そうな時に家庭でできる安全なケア方法
突発性発疹の解熱後に、赤ちゃんの目の周りが赤くなり、不快そうに顔をこすりつける姿を見るのは、親として何とかしてあげたいと思うものです。病院へ行くほどではないけれど、少しでも楽にしてあげたい。そんな時に家庭で実践できる、安全で効果的なケア方法についてお伝えします。まず第一に徹底すべきは「清潔の保持」です。目の周りは涙や目やに、そして赤ちゃんがこすった際の手の汚れなどが溜まりやすい場所です。しかし、石鹸を使ってゴシゴシ洗うのは厳禁です。ぬるま湯に浸した清潔なコットンやガーゼを用意し、内側から外側に向かって、そっと置くようにして水分を含ませ、汚れを浮かせて取るのがベストです。この時、左右の目で同じ面を使わないように注意し、感染の広がりを防ぎましょう。次に「温度管理」です。発疹は体が温まると血流が良くなり、赤みが強まるとともに痒みや違和感が増す性質があります。お部屋の温度を少し低めに設定し、赤ちゃんが汗をかかないように調整してください。目の周りがどうしても熱を持って辛そうな場合は、冷たすぎない程度の濡れタオルを軽く当ててあげると、炎症が一時的に落ち着き、赤ちゃんもリラックスできることがあります。ただし、氷パックなどを直接当てるのは刺激が強すぎるため避けてください。三つ目に「物理的なガード」です。赤ちゃんが寝ている間や、目が離せない時間に目をこすってしまうのを防ぐため、爪を丸くなめらかに整えることは必須ですが、寝る時だけ通気性の良い綿素材のミトンをつけるのも一つの方法です。ただし、ミトンを嫌がって余計に泣いてしまう場合は、逆効果ですので無理強いはしないでください。また、夜泣きがひどい時は、おんぶや抱っこで上体を起こしてあげると、頭部への血流が落ち着き、目の周りのむくみが少し和らぐこともあります。保湿についても注意が必要です。普段使っている保湿剤でも、発疹が出ている時期はしみて嫌がることがあります。赤みが強い部位には何も塗らず、乾燥が気になる部位にだけ、低刺激のワセリンを薄く伸ばす程度に留めましょう。もし、どうしても痒みがひどくて眠れない、あるいはかき壊して血が出ているといった場合は、小児科で弱いステロイド剤や非ステロイド性の抗炎症剤、あるいは抗ヒスタミン薬のシロップを処方してもらうのが最も安全な解決策です。家庭でのケアはあくまでサポートであり、赤ちゃんの表情や機嫌を一番の指標にしてください。目の周りの赤みは、新しい免疫を手に入れた「成長の勲章」のようなものです。数日間の我慢が必要ですが、優しく声をかけながら、赤ちゃんが少しでも心地よく過ごせる工夫を凝らしてあげてください。その優しい手当てこそが、赤ちゃんにとって一番の特効薬になるはずです。